【SELECT文について(WHERE句/比較・算術演算子)】




このHPは、SELECT文(WHERE句/比較・算術演算子)についてまとめたものです。




1-1 大小比較する比較演算子



比較演算子は、値と値が等しいかどうか、大きさを比較する時に使用する。
WHERE句には、比較演算子を使用して様々な条件式を書くことができる。




※これらの比較演算子は、すべて半角で表記する。全角文字は演算子としてみなされない。また、「=」は「<」や「>」の後につける。


それでは、以下の社員情報を扱う【syainzyoho】というテーブルで、「shain_age」列が「40以上」という条件で、「syain_id」、「syain_mei」、「shain_age」列を取得してみる。






《「syainzyoho」テーブルから「syain_age」列が「40以上」のレコードだけを抜き出し、「syain_id」、「syain_mei」、「syain_age」列だけを表示させるSQL文》


【SELECT syain_id, syain_mei, syain_age FROM syainzyoho WHERE syain_age>=40;】


実行結果は以下の通り




以下の社員情報を扱う【syainzyoho】というテーブルで、「等しくない」という演算子「<>」を使用し、「syain_seibetsu」が「f」でないという条件で、「syain_id」と「syain_mei」、「syain_seibetsu」列を取得してみる。





《「syainzyoho」テーブルから「syain_seibetsu」が「fでない」レコードだけを抜き出し、「syain_id」、「syain_mei」、「syain_seibetsu」列だけを表示させるSQL文》

【SELECT syain_id, syain_mei, syain_seibetsu FROM syainzyoho WHERE syain_seibetsu <> 'f';】


実行結果は以下の通り







1-2 計算する算術演算子



加算、減算、乗算、除算を意味する演算記号「算術演算子」と呼ぶ。
列の値を計算したいときに使用するのが「算術演算子」。
SQLでは、以下に示す半角文字で、算術演算子を表す。




それでは、以下の食品情報を扱う【foodtable】というテーブルで、「rieki」列に「+100」すると、「500以上」になるという条件で、「food_id」、「food_mei」、「rieki」、および「rieki列に100を加えた」列を取得してみる。





《「foodtable」テーブルから「rieki」列に「+100」すると「500以上」になるレコードだけを抜き出し、「food_id」、「food_mei」、「rieki」、「rieki列に100を加えた」列だけを表示させるSQL文》



【SELECT food_id, food_mei, rieki,rieki + 100 FROM foodtable WHERE rieki + 100 >= 500;】

算術演算子はSELECT句にも使用することができ、その場合、計算結果を表示できる。例えば上記の様に記載すると、「rieki」列に「100を加えた値」が表示される。ここでは、「rieki」列の値は更新していない。



実行結果は以下の通り





以下の食品情報を扱う【foodtable】というテーブルで、「rieki」列を80%にすると「300」未満になるという条件で、「food_id」、「food_mei」、「rieki」、「rieki列の80%」列を取得してみる。




《「foodtable」テーブルから「rieki」列を「80%」すると「300未満」になるレコードだけを抜き出し、「food_id」、「food_mei」、「rieki」、「rieki列の80%」列だけを表示させるSQL文》


【SELECT food_id, food_mei, rieki,rieki * 0.8 FROM foodtable WHERE rieki * 0.8 < 300;】



実行結果は以下の通り