【データベースについて】




このHPはデータベースについてまとめたものです。

1-1データベースとは


「データ」とは、コンピュータ内に記憶されている数値のことを言う。
あるデータが見たいと思ったときに簡単に見つけ出せる様に、整理されているものが「データベース」。
また、データベースはストレージ内に整理されて収められたデータの集まりだが、これを効率よく管理できるソフトウェアのことを「データベースマネジメントシステム」、略して「DBMS」と呼ぶ。









1-2 データベースサーバ



一般的にデータベースに格納するデータは、普段私達が使用しているPCよりも信頼性の高い専用のサーバーに保存している。これを「データベースサーバ」と呼ぶ。

データーベースサーバは、何らかの事情ですぐに停止したり、処理速度が低下したりすることがあってはならない。なぜなら、データベースサーバの異常は、そのデータベースサーバに接続する全てのデータベースアプリケーション(Webサービスなど)に影響を与えるため。


このようなコンピューターやシステムの総合的な評価は、「RASIS」という指標で表せられることが一般的。「RASIS」とは以下の5つの英単語の頭文字を
とったもの。












1-3 様々なデータベース



DBMSには、いくつか種類がある。データベースの中でも、SQLによりデータを操作できるのが「リレーショナル型データベース」で、現在の主流といってよいほど、多くのシステムで採用されているし、多くの製品が存在している。
DBMSは、データの格納方法によりいくつかの種類に分類できる。

■階層型データベース
■ネットワーク型データベース
■リレーショナル型データベース
■オブジェクト指向データベース
■XMLデータベース




1-3-1 階層型データベース



階層型のデータベースは、フォルダとファイルの様に階層構造でデータを格納するタイプのデータベース。
親と子は1対多の関係となり、あるデータにアクセスするためのルートは必ずただ1つとなる。










1-3-2 ネットワーク型データベース



ネットワーク型データベースは、階層型データベースでは難しい「多数対多数」のデータベースを構築することができる。

ネットワーク型データベースはデータのつながりが網の目の様に張り巡らされているので、必要なデータにアクセスするためのルートが1つしかなかった階層型モデルと違い、複数のルートが存在する。











1-3-3 リレーショナル型データベース



リレーショナル型はデータの集まりを行と列からなる表形式で表現するデータベースで、このDBMSをRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)と呼ぶ。

表形式のデータとは、2次元のデータ。横方向に列が並び、縦方向には行が並ぶ。

リレーショナルデータベースの中には、この様な表がたくさん収められ、それぞれに名前が付けられて管理される。
データベース中のデータはSQL命令により操作できる。











1-3-4 オブジェクト指向データベース



オブジェクト指向データベースは、オブジェクト指向プログラミングにおけるオブジェクトの概念を取り入れたデータベース。
オブジェクト指向プログラミングには、Java、C#、Python等があげられる。

オブジェクト方データベースは、データと手続き(メソッド)を一まとめにしたオブジェクトをデータベースに格納する。
それによって開発されたアプリケーションとオブジェクトを共有することが可能になる。











1-3-5 XMLデータベース



XMLデータベースは、XML文書をデータとして扱うデータベース。
「XML」とはデータの形式のことで、タグによるマークアップで文書データを作成する「マークアップ言語」。

XML形式で記述されたデータを格納できるのがXMLデータベース。
XMLデータベースでは、SQL命令は使用できない。